RailsGirlsNaganoにコーチとして参加してきました。
RailsGirlsもコーチも長野も全て初だったので、長々と書いています。
まとめるとこんな感じです。
- プログラミングの地域格差ありそうだけど実際のところどうなのかなー
- 北海道でのRailsGirlsどうなのかなー
- コーチになって見えた課題めちゃくちゃ多いなー
- 長野良いとこだなー
初RailsGirls
性別関連の話題に対しては、超個人的な捻くれた感情があるのであまり触れずにいたいのですが、「"プログラミング好きな人"がみんな楽しめてハッピーだと良いよね」ということは思っています。
頭ハッピーマンみたいな言葉ですが。
そのためにこうなっていると良いよね、という考え方の一つが、RailsGirlsでもある「過去の方針によりできてしまった男女格差のバランスを整えよう」という動きなのかなと思います。
プログラミングに関して言えば、地域の差も結構あるような気がしています。
自分は北海道の田舎出身ですが、
たまたま家にネットが使える環境があって、
たまたま情報系に興味を持って、
たまたま情報系の大学に入学して、
それで初めてプログラミングに触れたわけですが、この「たまたま」が1つでも無ければ、今プログラミングをしていることもなかったのかなと思います。
興味が向いているから目につきやすいというのもありますが、東京に来て、プログラミングに触れる機会の多さに驚きました。
余談ですが、プログラミング授業にちょっとだけ期待していたりもします。
小さい頃に何か少しでも触れる機会があれば、何も知らないより良いよね、ぐらいの感覚。
と言っても自分が地方にいた頃はすでに6年近く前になるので、だいぶ環境も変わっていると思いますが…。(GWに帰省した時、高校生が大学生にプログラミング授業の質問をしていて少し感動しました)
地域格差が気になっていて、北海道でも(特に田舎でも)プログラミングを「知る・触れる」といった機会を増やせないかなー、活発になればなーという思いがあって、各地で毎回楽しそうに開催されているRailsGirlsを気にかけていました。
北海道では6年ほど前に1度開催されて以降、続きは無く、なんかちょっと勿体無いなぁという気持ちがあったのもあります。
とは言えRailsGirlsに参加したことがなかったので、まずは参加してみなければということで、タイミングもよく、地方開催の長野に参加してみようと考えていたのですが、ふと気づけばRails経験もすでに5年。
今更Girlsとして参加できないし、残るはコーチ…やってみるか…という思いで参加しました。
気が小さいチキンなもので、
「自分みたいのがコーチして良いのか…」
「そもそも長野に関わっていたことも行ったこともないのに、長野の回に参加して良いのか…」
「ていうかRailsGirlsにすら参加したことないけどいきなりコーチって…良いのか…」
「説明ダメダメすぎて、相手を泣かしてしまったらどうしよう…(学生時代のトラウマの1つ)」
みたいなことを、コーチ募集前から1ヶ月近く悩んだりしていました。
慣れないことへの最初の一歩はいつでも重い。
— も。 (@5m0_0m) 2019年3月17日
重すぎですね。
初コーチ
もう、緊張しまくりでした。
自分の感覚として、人に何かを教えるというのは、同時に教わることだと思っています。
前日まで「この質問来るかな」「ここ自分もわからなかったよな〜」ということを考えながら、色々と準備をするわけです。
その過程で「ああ、ここちゃんと理解してなかったかも」なところを見つけて、人に説明できるレベルまで自分の中に落とし込んだり、進めていく中での相手からの質問で「たしかに、なんでだろう!調べる!」みたいな、自分とは違う視点での発見があったり。
この時点で自分も色々といただいているのですが、RailsGirlsに参加する方って、プログラミング自体初めてだったりするので、動いた時に一緒に「やったー!動いたー!」が出来るんですよね。
自分が過去のどこかに置いて来てしまった「初めて意図した通りに動いた時の感動」をもう1度体験できて、やっぱプログラミング楽しいなー、良いなーと、という初心の頃の感動をおすそ分けしてもらいます。
教えるというところでは、課題がはっきりした部分もありました。
アレコレと何個も出てきて埋まるぐらいですが、気をつけようとして中々直せなかった強敵を挙げると、
- 雑談下手(普段から…)
- 日本語の便利なニュアンス、言葉に頼ってしまう
- 情報量の操作(人のレベルに合わせた情報の取捨選択)ができていない
- 動作にも気を配る
特に3つ目のは、自分が上手い説明ができず、「良い言葉・例えないかな〜」というときに首を掻くクセがあるようで、なんとなくその行動が相手にとっては「なんでわからないのかな〜」に見えているような気配を感じて、あっこれすぐにでも直さなきゃあかんヤツと思ったりしました。
全然そんなことないし、自分の説明下手が原因なのですが、言葉では無い分余計違って捉えられそう…。
途中から意識してみたものの、クセはそう簡単には無くならないですね…。精進します…。
とまあ反省は多かったものの、それも含めてものすごく良い経験でした。
思い切って良かった〜。
楽しんでもらえていると良いのですが。
(お弁当も美味しかったです。デザート付き。)
初長野
いや〜良かったですね、長野。
北海道に似た雰囲気があって、落ち着きました。
意図せずリフレッシュ期間になった感じで、色々なことが「長野の力!すごい!」になっています。単純設計ですね。
出発前ひどかったアトピーが、長野にいる期間ほとんど痒くならなかったことは個人的に大きいです。すごい。今はかゆい。
バス待ちの間に寄った足湯の湯治効果もあるかもしれない。
宿泊先だった白馬村、道路の隅に足湯あったりしてビビります。駅にもあった。
ガサガサゴワゴワだった足が今普通の肌になっていて、温泉の力…長野すごい…とか思ったりしています。
金曜日は善光寺近くの1166バックパッカーズさん、土曜日は白馬村のNori's Sharehouse Hakubaさんに泊まったのですが、どちらもすごく良かったです。
1166さんはよくある二段ベッドが複数あるタイプのゲストハウスですが、落ち着いた雰囲気がめちゃくちゃ良い。内装おしゃれ。
近くのパン屋さんが毎朝配達に来てくれるようで、美味しいパンを買うこともできます。
Nori'sさんは民泊の形式ですが、なんと一人部屋。めっちゃ寛げる一人部屋。
快適すぎて寝落ちしましたごめんなさい。
外は暑くても窓を開けているだけで涼しい風が入ってくるので、寝覚めも快適でした。
それと、星が本当に綺麗に見えます。
『そうだ、星を売ろう』の舞台も長野でしたよね。
星が売れる、ちょっとわかる気がします。
日中は30℃超えの日でしたが、白馬駅の奥にある大出公園は快適なレベルで涼しく、しかも絶景。
良いところですねぇ。
白馬村は以前から冬に行きたいなーと思っていたので、また今度冬に行きたいなと思っています。
(ちゃんと善光寺も行きました!!豆暦さんという和菓子屋さんも素敵でした!!!)
ぼやき
本当に北海道開催を考えているのであれば、もっと動いていかないといかんなーと思いました。
これまではどちらかと言うと「立ち上げる人をサポートする人」のポジションだったので、そのポジションも考えないといけないですね。うーむ。
道内のエンジニアともちょっとお話ししてみたいと言うのもあって、こっそり道内のイベント参加のタイミングを伺っていたりします。
しばらくはモゴモゴしそうだなぁ。